僕は、今57歳で、40歳のときに高知工業高校定時制に入学しました。今まで病院で締め付けられていたのですが、学校では、先生が僕に敬語を使ってくれたりして対応がすごくよかったです。それで、電気科なんですけど、電気のことが4年も学べる、そして電気工事士の資格が取れると意気込んでいましたけど、電気はすごくむつかしいので、ダメでした。しかし、学校で学ぶことは、考える力を養うので、よかったと思います。この歳で頭もあまりよくないけど、高校で単位を取れる喜びがあって、1年の中間テストが終わって学校からバイクで夜道を帰っているときに、すごい浮かれた気になりました。
僕は、学校生活をエンジョイするために、陸上部に入りました。それで、3年の時、同じ学年で土木科の女の子が入ってきました。それでその女の子と少し話をして、学校は女もつきものだと思いました。それから4年の時、バトミントンダブルスで競い合うホームマッチで、クラスから4チーム出たんですけど、僕は担任の先生と組み準優勝をしました。いい経験になりました。それから、学校に早い時間に行きベンチに座って、目を閉じてのほほんとしたり図書館で新聞を読んだりしました。しかし4年も行くのは大変で卒業するとき、すごくうれしかったです。
これから人生を歩んでいく生徒たちに比べ、僕は一通り人生を経験してから入学してきたので、おかしな感じでした。
(黒岩英人 フリースペースでの発言から)